ホラ吹きウソップがそれだけは譲れない「勇敢な海の戦士」の誇り
病弱な屋敷の主・カヤを元気づけるために、1年前からウソをつきに屋敷に通っているウソップ。
カヤに明るいウソをつきながら話をしているところに、ルフィが船をもらいに行くと屋敷に侵入したことで執事のクラハドールと対峙することになります。
クラハドールはカヤを危険から守るためウソップを遠ざけようとします。
ウソップの父が海賊であることを知っており、その父を侮辱した発言をします。
「君は所詮ウス汚い海賊の息子だ 何をやろうと驚きはしないがウチのお嬢様に近づくのだけはやめてくれないか!!」
「…………ウス汚いだと…!?」
怒りをあらわにするウソップに対し、クラハドールはさらに罵倒の言葉を投げかけます。
「君には同情するよ…恨んでいることだろう 君ら家族を捨てて村を飛び出した”財宝狂いのバカ親父”を」
「てめェ それ以上親父をバカにするな!!」
剣幕を変えるウソップに構わず、クラハドールは続けます。
「……何をムリに熱くなっているんだ 君も賢くないな
こういう時こそ得意のウソをつけばいいのに…本当は親父は旅の商人だとか…実は血がつながっていないとか…」
「うるせェ!!!!」
暴言に耐え切れなくなったウソップはクラハドールに拳を振るいます。
そして、ウソップが守るべき誇りを言い放ちます。
「おれは親父が海賊である事を誇りに思ってる!!!
勇敢な海の戦士である事を誇りに思ってる!!!!」
「お前の言う通りおれはホラ吹きだがな!!」
「おれが海賊の血を引いているその誇りだけは!! 偽るわけにはいかねェんだ!!!」