「敵わなくたって…守るんだ……!!! あいつらは俺が守る!!!!」

「敵わなくたって…守るんだ……!!! あいつらは俺が守る!!!!」
カヤ
第36話「”追え!!”」

元クロネコ海賊団の船長であるキャプテン・クロと対峙したルフィたち。

そこへキャプテン・クロ(クラハドール)を止めるためカヤがやってきます。

全財産を渡すから村を出て行くよう説得を試みますが、クロには当然届きません。

クロの目的は財産のほかにもう一つ、「平穏」があるからです。

そのためには、カヤの死と遺書が必要だと。

説得ができないと知りますが、カヤの決意はかわりません。

銃を取り出しクロへと向けます。

「村から出ていって!!!」

そんなカヤにクロは口を開きます。

「なるほど…この3年であなたもだいぶ立派になられたものだ…」

続けて、思い出を語ります。

3年間ともに過ごしたカヤとの思い出を振り返り、すべてはこの計画のためだと告げます。

クラハドールではなく、キャプテン・クロとしての顔で。

良き思い出と思っていた過去を踏みにじられ、カヤは銃を持つ手から力が抜けてしまいます。

そんなクロに一撃を放ったルフィ。

ウソップは子分たちにカヤを連れて逃げるように促します。

「カヤを守れ」

子分たちに連れて行かれたカヤを海賊ジャンゴが追いかけます。

ジャンゴ一人とはいえ強敵、しかもカヤは身体が弱く長くは動けません。

助けに向かいたいウソップですが、自身も大怪我で動けません。

「ぢ…ぢぎしょう!! 体が…うごがねェよ………!!!」

それを見たクロは笑い飛ばします。

「まァまァそこで倒れてた方が安全だろうよ
 貴様がジャンゴに追いついた所で所詮敵わねェ相手だ」

それでも動くことをやめるわけにはいかない。

「敵わなくたって…守るんだ……!!! あいつらは俺が守る!!!!」

ウソをつくだけだったかもしれない。
そんなウソップが本当に守りたいと思ったからこそ動き、傷ついてこうなった。

ルフィとクロの戦いが始まるとき、クロに「他所者のお前がなぜこの村のことに首を突っ込むのか」と聞かれたとき、ルフィはこう答えます。

「死なせたくない男が この村にいるからだ!!!」

傷つき、もがくことができるウソップだからこそ、ルフィを動かしたのだと思います。

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