「剣士として最強を目指すと決めた時から命なんてとうに捨ててる このおれをバカと呼んでいいのはそれを決めたおれだけだ」

「剣士として最強を目指すと決めた時から命なんてとうに捨ててる このおれをバカと呼んでいいのはそれを決めたおれだけだ」
ロロノア・ゾロ
第49話「”嵐”」

己で決めた野望と夢、口を挟めるのは己のみ

ルフィたちが”偉大なる航路”に入ったというギンから話を聞くと、信じられない言葉が返ってきました。

「わからねェのは事実さ 信じられねェんだ…
 ”偉大なる航路”に入って七日目のあの海での出来事が現実なのか…夢なのかまだ頭の中で整理がつかねェでいるんだ」

「…突然 現れた…
 たった一人の男に50隻の艦隊が壊滅させられたなんて…!!!!」

その男の特徴として、鷹の目のように鋭い目をしていたと言います。

偉大なる航路に入ったこともあるゼフが答えます。

「…そりゃあ…”鷹の目の男”に違いねェな…」


「お前が確かにその男の目を”鷹”のように感じたかどうかは証拠にはならねェが そんな事をしでかす事そのものご奴である充分な証拠だ…!!」

そんなとんでもない”鷹の目の男”のことを、ゾロは「おれの探している男」と言います。

しかし、50隻もの艦隊を潰されるなど尋常ではありません。

何か恨みを買ったのではとサンジが聞きますが、全く身に覚えはないと。

ゼフによると、それが「昼寝を邪魔した」そんな些細なことでも起き得るのが”偉大なる航路”だといいます。

それを聞きルフィは楽しみだと体を震わせます。

同時に、ゾロはにとっての目標も定まりました。

「でもこれでおれの目的は完全に”偉大なる航路”にしぼられた あの男はそこにいるんだ!!!」

そんな夢と目標を口にする二人に、サンジは呟きます。


「…ばかじゃねェのか お前ら真っ先に死ぬタイプだな」

ゾロは返します。

「当たってるけどな…バカは余計だ…」


「剣士として最強を目指すと決めた時から命なんてとうに捨ててる このおれをバカと呼んでいいのはそれを決めたおれだけだ」

それを聞いたサンジは…

「……けっ ばかばかしい」

そう言いますが、ゼフには思うところがあるようで口元で笑みを浮かべていました。

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