自分を犠牲にしてでも守りたいゼフの店とサンジの想い
ゾロとミホークの戦いが終わり、止まっていたクリーク海賊団が動き出します。
レストラン、バラティエを奪うべく総攻撃を仕掛けます。
パティとカルネの活躍でクリークの戦闘員とも互角に戦いますが、「鉄壁のパール」により2人は倒されてしまいます。
そこへサンジが戦闘に参加。
パールの炎もものともせず、脚技で圧倒します。
「バーカ 炎が恐くて料理人が務まるかよ」
善戦するバラティエ一行。
ですが、ここで流れが変わります。
「もうやめてくれサンジさん」
ギンがゼフの義足を折り、頭に銃を突きつけてサンジに話しかけます。
「この男を助けたいだろ?頼むサンジさん 大人しくこの船を降りてくれ!!」
「船を降りろ? やなこった」
サンジは怯むことなく言い放ちます。
そして、ギンに逆に話を持ち掛けます。
「ギン その銃おれに向けろ」
人質として銃口を向けられる役を買って出ようとします。
ギンの答えを待つことなく、パールが立ち上がります。
「動くなよ 店主の頭を吹き飛ばされたくなかったらな…………!!」
パールにいいように殴られながら、ルフィには手を出さないように叫びます。
それからギンに話しかけます。
「卑怯じゃねェかよギン…そんな条件どっちものめねェよ!!」
「何でだ!!簡単だろ この店捨りゃ全員命は助かるんだぜ!!? ただ店を捨てるだけでみんな…」
それに対し、サンジは答えます。
「この店は そのジジイの宝だ!!!」
サンジがオーナー・ゼフのことを嫌っていると思っていたコックたちは疑問に思いますが、サンジは続けます。
「おれはクソジジイから何もかも取り上げちまった男だ」
「力も!!!
夢も!!!
だからおれはもうクソジジイには何も失ってほしくねェんだよ!!!」
パールの攻撃を無抵抗で受け続けるサンジ。
サンジとゼフの物語は過去にさかのぼります。