「もう泣かないって決めた!! 一人で戦うって決めたの!!!」

「もう泣かないって決めた!! 一人で戦うって決めたの!!!」
ナミ
第79話「”生きる”」

一人で生き抜いて村を救う覚悟を決めた10歳のナミ

「ノジコ!! ナミ!! 大好き♡」

そう言い残してアーロン一味からノジコとナミを生かしたベルメール

(ノジコ!! ナミ!! 誰にも負けるな!!)
(女の子だって強くなくちゃいけない!!)

(何があっても生まれてきたこの時代を憎まないで…………!!)

(人に褒められなくたって構わない!
 いつでも笑ってられる強さを忘れないで…)


(生き抜けば必ず楽しいことが……たくさん起こるから………!!!)

ベルメールが散った後もアーロン一味からは逃れられません。

家から海図を見つけた一味にナミは返せと近づきます。

その海図の精度に感心したアーロンは、ナミを連れて行くことにします。

それを見たゲンゾウはさすがに何もせずにはいられず、剣を持って立ちはだかります。


「ゲンさん助けて!!!」
「子供達に手を出すな!!!」

しかし力の差は大きく歯が立ちません。

傷だらけになりながらも必死でナミを奪い返そうとするゲンゾウ。

村人も総出で助けようと立ち向かいます。

それを見てナミは…


「……もういいよ!! やっぱりいいよ!!
 助けなくていいから お願い!! もう誰も死なないで!!!」

もう誰かが死んでしまうことに耐えられません。


そして翌日――

アーロン一味に立ち向かうかどうかが話されました。

村の外へは出られない。
政府からの助けも期待できない。

勝てる望みはないのは承知のうえで、ナミを助けるために立ち向かうことを決めた村人達。

そこへ…

ナミが戻ってきました。

しかしナミの口からは信じられない言葉が飛び出します。


「私…アーロンの一味に入る…!!! 測量士になって海図かくの」

ベルメール…親の仇であるはずのアーロンの傘下に入ると言います。

信じられない村人やゲンゾウがナミを問い質します。

「脅されたんだな!!? そうだろう!!! 言いなさい!!!」

しかしナミは答えます。

「違う!!!」

その左腕には、アーロンの入れ墨が刻まれていたのでした。

しかもナミはこうも言うのでした。


「見てよ…こんなにお金もらっちゃった 好きなもの何だって買ってくれるって…!!!」

それを聞いたノジコはナミに飛び掛かります。
たしかに貧乏で好きなものは買えなかったけれど、ベルメールを裏切るようなことはしてほしくないと。

「ナミあんた!!! 許さないから!!!
 海賊の一味に入るなんて絶対許さない!!! あいつらが一体どういう奴らだかわかってんの!!?」

それに対しナミは…

「何よ!!正しく生きてベルメールさんみたいになるなら!! 私 正しくなんて生きたくない!!!!」

それを聞いたゲンゾウは声を荒げてナミに言います。


「出ていけナミ!!!! もう2度とこの村に足を踏み入れるな!!」

「何てバカなことを…しょせんあいつにとって…ベルメールは親じゃなかったというのか…!!!」

ベルメールが大好きだったことは絶対に間違いないと信じるノジコ。

ベルメールのお墓に向かうと、そこにはナミが座っていました。


「ノジコ…ベルメールさん言ってたよね……」
「え?」
「生き抜けば必ず楽しいことがたくさん起こるって!!」
「……うん」

ナミはベルメールのことをしっかりと心に刻んでいました。

そして真意を語ります。

アーロンに連れていかれてから、海軍の船が5隻きたが簡単に沈められてしまったこと。
今後、政府の助けが期待できないこと。

それを悟ったナミは、自分たちで何とかすることを考えることにしたのでした。

その方法は、“一億ベリーで村を買う”こと。

それをアーロンと交渉してきたのでした。

「私が誰かに助けを求めたら……また人が傷つくから…!!
 そんなの もう…見たくないもん…………!!!」

その決意を表す言葉がこれでした。


「もう泣かないって決めた!! 一人で戦うって決めたの!!!」

長くつらい戦い。

たった一人、村を救うために行動した結果が”泥棒ナミ”だったのでした。

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