村のみんなの命も懸けてルフィ達を信じるナミの覚悟
すべてを村のためにかけて海賊向けの泥棒をしていたナミですが、アーロンの卑劣な裏切りによって村を買うお金が奪われてしまいます。
村人たちはナミの意図を知っており、それでも命を捨ててアーロンに向かっていきます。
アーロンとの戦いに向かったルフィ達の後を追い、事の顛末を見届けることにします。
(もう泣くだけ泣いた…!! 弱音も吐いた……!!)
(覚悟も決めた!! 行かなきゃ………!! みんな戦ってるんだ!!!)
アーロンパークでは、ルフィは海のプールの底、ゾロはミホークとの戦いで重症、サンジもアーロンには歯が立ちません。
そこへナミがやってきます。
「アーロンッ!!!!」
ナミはアーロンのことを倒しに来たと言いますが、アーロンは意に介しません。
自分から逃げることはできないと。
「お前は永久にウチの”測量士”でいてもらう」
そして、ある提案を持ち掛けます。
もしナミがまた”アーロン一味”に戻ってくるのであれば、ココヤシ村の連中は助ける。
しかし、ルフィ達は許さない。
アーロンに懐柔されるか、ルフィたちを信じるか。
「ナミ…!! お前はおれの仲間か? それともこいつらの仲間か…?」
自分の返答によって、”村のみんな”か”ルフィ達”の命が天秤にかけられる状態。
ナミは迷いますが・・・
(でも…私は…!!!)
(あいつらの言葉を疑っちゃいけない……!!!)
そして決意します。
「ごめんみんな!!! 私と一緒に 死んで!!!」
その言葉に村人たちは。
悲しみではなく、喜び奮起します。
「ぃよしきたァ!!!!」
それと同時に、ルフィが海水プールの中で意識を取り戻します。
すべてをルフィに託すため、ゾロはアーロンを食い止め、サンジがルフィの足枷を壊すことに挑みます。
ゾロ、サンジ、ウソップ、全員がナミのために逃げることなく戦います。
そして―――
「戻ったァ―――っ!!!!」
ルフィが復活するのでした。