妖刀・三代鬼徹の呪いと腕をかけての運試しをするシーン

「もらってく」
ゾロ
第97話「”三代鬼徹”」

刀のことになると己の腕さえ平気で賭けるゾロの名シーン

ミホークとの闘いで3本のうち2本の刀を失ったゾロ。

始まりと終わりの町”ローグタウン”で刀を購入することにします。

刀そのものに頓着がないゾロは、10万ベリーでかえる刀を2本揃えることにしました。

店主は金なしと判断して態度を変えますが、ゾロの持っている残りの1本が名刀であることに気づきます。

どうにか買いたたこうとする店主ですが、そこへ”くいな”にそっくりな”たしぎ”が丁度現れます。

「これっ!! ”和道一文字”でしょう!!?」

ゾロが持っている刀は”大業物21工”の一本だと言います。
買おうとすれば1千万ベリーは下らな代物だと。

もともと売る気のなかったゾロには関係ないのですが、ダマし損ねたとして店主が怒ってしまいます。

ゾロには5万ベリー均一の樽から好きなものを持って行けと言います。

その樽の中から、たしぎは名刀を見つけます。

「”三代鬼徹”!!! これ!!……これにするべきですよっ!!!」

たしぎは興奮して初代鬼徹からの説明をしますが・・・

途中で店主がやっぱり売れないと言い出します。

ゾロが刀を持ち、呟きます。

「妖刀か」

店主が知っていたのかと尋ねますが、ゾロは言います。

「いや…わかる」

店主はこの妖刀について説明します。

「名だたる剣豪達がその”鬼徹”を腰にしたことで悲運の死を遂げた」

だから本当は処分したいのだが、自身も呪われそうで捨てるに捨てられないと言います。

それを聞いたゾロは・・・

「気に入った!!! これをもらう!!!」

店主は焦って言います。

「バ…バカ売らねェぞ!!」

しかしゾロはまったく引きません。
それどころか、必要のない”運試し”までしようと言います。

「じゃあこうしよう おれの”運”と三代鬼徹の”呪い”… どっちが強ェか試してみようか…」

「…おれが負けたら しょせんおれはそれまでの男だ…」

そういっておもむろに刀を上に放り投げます。

「バカなマネやめろ!!!腕が無くなる!!! 切れ味は本物だぞ!!!!」

目を瞑りすべてに身を任せるゾロ。

結果は・・・

スルッ…

ゾロの腕をすり抜け、床深くまで刀は突き刺さっていくのでした。

「もらってく」

そういってゾロはもう1本の刀を探し始めます。

それを見た店主は裏からある刀を持ってきます。

「造りは黒漆太刀拵 刃は乱刃 小丁字
 良業物”雪走”!! 切れ味はおれが保証する」

今持っている最高の刀をゾロに渡したいと言います。

代金も要らないと。

こうして、ゾロは名刀を3本腰に下げるのでした。

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