「……何だよ よかった…病人はいねェのか…」

「……何だよ よかった…病人はいねェのか…」
Dr.ヒルルク
第145話「”受け継がれる意志”」

ヤブ医者と呼ばれたDr.ヒルルクが見せる本当の医者の姿

Dr.ヒルルクのためにと思い、ドクロマークの”アミウダケ”を飲ませたチョッパー。

しかしそれは、信念の象徴ではなく”猛毒”を意味するキノコでした

Dr.ヒルルクは猛毒であることを知ってなお、チョッパーの気持ちを汲んで万能薬として飲み干しました。

残った命は1時間もない。

Dr.くれはに全てを遺し、自らは国の医者が倒れたというドラムの城に向かいました。


「おれを城へ連れて行け!!!」

国の医者は、Dr.ヒルルク、Dr.くれは、そして”イッシー20″と呼ばれる国王お抱えの医者たちのみです。

そのイッシー20が動けないという情報を聞き飛び出したというわけです。

しかし―――

それは国王・ワポルの仕組んだ罠でした。


「そうだ ワポル様の計画通りヒルルクはノコノコとここへ現れたというわけだ 間抜けな男だ… さぁではいつも通り”イッシー20″の診察受付を始める」

“医者狩り”から逃げ続けているDr.ヒルルク。

彼を捕まえるためだけに、国民を欺く国王がそこにいる国がここドラムなのです。

城に到着したDr.ヒルルク。

彼は言います。


「患者の居場所へ案内しろ!!! “イッシー20″を救いに来た!!!」

そこで待ち受けていたのは、国王と武装した守備隊たち。

“イッシー20″達の姿もありました。

「ゲホッ 何だと……!!? ハァ……ハァ…!! 一体どういうことだ……………ハァ!!!」

「まっはっはっはっカバめっ!! まだわからんか こいつは罠さ!!! “イッシー20″はこの通りピンピンしてるぞ」

国王・ワポルが声高々に笑いながら叫びます。

「さんざん逃げてくれやがって!!! 王様に逆らった罪は重いぞ!!!」

そうして守備隊が銃を構え、Dr.ヒルルクに銃口を向けます。

絶対絶命のピンチ。

騙されたことを知ったDr.ヒルルクは涙を流しこう言います。

「………何だよ」

「よかった…病人はいねェのか…」

守備隊に囲まれ、命を狙われ、なお出てくる言葉は「よかった」だったのでした。

「おれァ てっきり…………国の一大事かと…何だァ…おれがダマされただけか…」

ヤブ医者として病人を苦しめることがあったかもしれない。

でも病人を救いたい、国を救いたいという思いは揺るぎなく本物でした。

誰よりも医者の心を持ったDr.ヒルルクの名言といえます。

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