海賊として進み始めた”弟”ルフィを気にする優しく強い兄
アラバスタ王国に到着したルフィ達。
そのアラバスタ王国では、弟を探しているという『白ひげ海賊団』二番隊隊長”ポートガス・D・エース”が訪れていました。
食べている最中に寝る特技?を持っているエースにより騒ぎが起き、海軍大佐・スモーカーと相対することになります。
エースとスモーカーの戦いが始まろうとしたとき、ルフィが食べ物の匂いに釣られて飛び込んできます。
巻き込まれて吹き飛ばされるエースとスモーカー。
エースが戻ってきたときにルフィを見つけ、親しげに声をかけようとしますが…
スモーカーが邪魔をします。
アラバスタに来た目的であるルフィを捕まえようと、逃げるルフィを追いかけます。
ルフィはスモーカーの煙の能力に手が出ないため逃げ回りますが、途中で誰かが助けてくれます。
そこで現れたのがエースでした。
「お前は”煙”だろうがおれは”火”だ おれとお前の能力じゃ勝負はつかねェよ」
「………エース……!?」
ルフィはエースのことを知っているいのでした。
「変わらねェな ルフィ」
そういってこの場を受け持ち、ルフィ達をまず逃がすのでした。
落ち着いて船に戻ったルフィが、仲間たちにエースの話をし始めます。
ルフィも、エースが悪魔の実を食べていたことを知りませんでした。
「昔はなんも食ってなかったからな それでもおれは勝負して一度も勝ったことなかった とにかく強ェんだエースは!!」
エースを尊敬するルフィ。
そこへエースがやってきて、とある提案をします。
「ルフィお前…ウチの”白ひげ海賊団”に来ねェか? もちろん仲間も一緒に」
それに対し、ルフィは即答します。
「いやだ」
「プハハハ…あーだろうな 言ってみただけだ」
エースは白ひげ海賊団に属しており、最高の海賊といいます。
「”白ひげ”はおれの知る中で最高の海賊さ おれはあの男を”海賊王”にならせてやりてェ…ルフィ お前じゃなくてな…!!」
ルフィは何も気にしません。
「いいさ! だったら戦えばいいんだ!!」
エースは表情を変えずにいます。嬉しくもあり、思うところはありそうです。
それから、本題としてある紙をルフィに渡します。
何かは言いませんでしたが、これがルフィとエースをまた引き合わせると言います。
そして、弟を託すようにルフィの仲間たちに言います。
「できの悪い弟を持つと………兄貴は心配なんだ」
「おめェらもコイツにゃ手ェ焼くだろうが よろしく頼むよ……」
そういって次の旅路に出ようとします。
今は”黒ひげ”という重罪人を追っている最中だからと。
そして最後にこう言い別れるのでした。
「次に会う時は 海賊の高みだ」