海軍の立場に縛られず自身の直感を信じて動くスモーカーの判断
檻に閉じ込められたルフィ達を助けるため、ビビが外へ出た後。
スモーカーが口を開きます。
「おいお前ら…… お前らどこまで知ってるんだ………クロコダイルは一体何を狙ってる…!!」
そして、クロコダイルの隣にいた女が政府が追い続けている懸賞金7000万ベリーだとも伝えます。
「あの2人が手を組んだ時点でこいつはもうただの国盗りじゃねェ 放っときゃ世界中を巻き込む大事件にさえ発展しかねねェってこった」
世界という大きな話に驚くナミとウソップですが、ルフィは言います。
「…あいつをブッ飛ばすのに…!!! そんな理由要らねェよ!!!」
ルフィの言葉に、スモーカーは何を思ったか素直にうなずきます。
「……… そうか」
そんな会話をしている間に、水位が腰の近くまできてしまいます。
ルフィの力が抜けてきたとき…
「”食事中は極力音を立てません様に”」
その言葉とともに、サンジがバナナワニを蹴り上げて助けに来ます。
それに伴い次々とやってくるバナナワニの群れ。
とにかく時間がない中、バナナワニを相手にしようとしますがスモーカーが口をはさみます。
「今…三番目に部屋に入ってきた奴を仕留めろ」
「てめェらの耳は飾りか? …今の声 カギ食ったヤツと唸り声が同じだろ」
そのバナナワニからはカギだけでなくMr.3も出てきましたが、ドルドルの実の能力で無事に脱出したルフィたち。
しかしストレスの溜まったルフィが暴れたことで部屋が壊れ海水が流れ込んできてしまいました。
ルフィたちと一緒に助けられたスモーカー。
救いあげたゾロに、スモーカーは問い詰めます。
「ロロノア!!! 何故おれを助けた」
聞かれたゾロは、ルフィが助けろと言ったことを思い出し伝えます。
「”船長命令”をおれはきいただけだ…別に感謝しなくてもいいと思うぜ? コイツの気まぐれさ 気にすんな」
海兵たちも集まり始めたところで、ルフィは目を覚まします。
スモーカーにも気づき、戦う意思を見せます。
何が真意か読み切れないスモーカー。
しかし、ルフィの偽りのないまっすぐな目を見て自分なりの結論を出します。
そして見逃すことを決めました。
「……… 行け」
「――だが今回だけだぜ…おれがてめェらを見逃すのはな…」
「……次に会ったら…命はないと思え ”麦わらのルフィ”…」
そう言い、海兵たちも止めて招集するように命令します。
そして、海軍として今回の本当の敵について狙いを定めるのでした。