「…それに比べたら…足の一本や二本や三本!!! へのカッパ!!!!」

「………痛くも…カユくもないわこんなの…
 …あんたにあのコの痛みがわかる? …………………!!

 …それに比べたら…
 足の一本や二本や三本!!!

 へのカッパ!!!!」

ナミ
第193話「”理想郷”」

ビビの為に自らの手で”戦う”ことを決めたナミの勇士

カルガモ部隊による煽動によって、バロックワークスの幹部たちを分散させ、ビビを自由にすることに成功したナミたち。

サンジはMr.2と戦い、ゾロとナミはMr.1&ミス・ダブルフィンガーと戦うことになりました。

しかし方向音痴のゾロとはぐれてしまったナミ。

2人から逃げ続けるも、限界に達します。
とうとう追いつかれてしまったとき、ゾロが助けに入ります。

“スパスパの実”を食べた全身刃物人間であるMr.1。

剣士であり、以前のバロックワークスからの勧誘を蹴った話からゾロはMr.1と戦うことになります。

ミス・ダブルフィンガーは逃げたナミを追います。

一時退散したナミですが、今回はウソップに作ってもらった武器があります。


「ビビの為に……!!! ちゃんとこの手で戦いたいのよ!!
 わかってくれるでしょ?ウソップなら…………!!」

その武器とは、”天候棒”(クリマ・タクト)。

「ある時は雲を呼び!!
 ある時は雨を降らし!!
 ある時は風を起こす!!

 組み換えられた奇跡の棒は天変地異を引き起こす!!!」

そのお披露目として飛び出したのは―――

宴会芸でした。

逃げながら一通り試してみるナミ。
どれも戦闘では役に立たないものばかりで、説明書の最後には”宴会用”の位置づけと書いてあることを知ります。

しかし、裏面には「戦闘用コンポーズ」の記載が。

その3本は”気泡”を飛ばすことができる。

1. 熱気
2. 冷気
3. 電気

ひとつひとつは弱いが、組み合わせると強い技が出る事に気づくナミ。

天候を操るナミにはピッタリの武器であると理解し、反撃にでます。


『サンダーボルト=テンポ』

そして、ウソップが1度限りの大技と書いた”トルネード=テンポ”に全てを賭けます。

しかしナミも逃げながら足に傷を負っています。

そこを突かれたナミ。

立っていられないほどの痛みがあるはずですが、ナミは耐えます。

「………痛くも…カユくもないわこんなの…
 …あんたにあのコの痛みがわかる? …………………!!
 …それに比べたら…

 足の一本や二本や三本!!!」

「へのカッパ!!!!」

そして、そのまま”トルネード=テンポ”を決めてミス・ダブルフィンガーを撃破するのでした。

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