海兵である前にエースの家族、親であるガープの苦悩
海軍本部に白ひげが現れ、ついに決戦の火蓋が切って落とされます。
海軍からは王下七武海、中将、大将が立ち並び、白ひげ海賊団は白ひげをはじめとした隊長たちがエースを救いに向かいます。
そんな中、エースの元にガープがやってきます。
エースの近くで戦況を見守るセンゴクが声を掛けます。
「何をしにきたガープ 作戦に異論でも」
海賊に同情の余地はないと、作戦に口をはさむことはしないと言います。
ではなぜ、と聞こうとするセンゴクをガープが遮ります。
「黙れ!よかろう…ここにおるくらい
悪党に同情はねェが…」
「家族は違う…!!!」
「!」
「わしゃあどうすりゃええんじゃい………!!! ……………!!!」
そういって歯を食いしばるガープ。
エースにどうして良いかわからない想いをぶつけます。
「エース貴様……!!!
なぜわしの言う通りに生きなんだ!!!」
エースやルフィに、ガープは海兵になるように言い続けていました。
(ええかお前らわh強い海兵になるんじゃ!!!)
敵対する立場である海賊になってしまったエース。
まして、処刑する側になり、その最期を見届けなくてはならない立場になったガープ。
海兵の英雄としての立場と、エースの家族である立場の狭間で、迷い苦しむのでした。