ルフィを死なせたくない兄とエースを救いたい弟
エースを救うために海軍本部であるマリンフォードにまでやってきたルフィ。
インペルダウンの囚人達を引き連れて。
そして、目的を共にする白ひげと共闘することになります。
「足引っぱりやがったら承知しねェぞハナッタレ!!!」
「おれはおれのやりてェ様にやる!!! エースはおれが助ける!!!」
エースを助けに単身突っ込んでいくルフィ。
それを見たエースは叫びます。
「来るな!! ルフィ~~~~!!!」
戸惑うルフィに続けます。
「わかってるハズだぞ!!! おれもお前も海賊なんだ!!
思うままの海へ進んだハズだ!!!」
それを聞き、どうにもならない想いを噛み締めるガープ。
エースはさらに続けます。
「おれにはおれの冒険がある!!!
おれにはおれの仲間がいる!!!
お前に立ち入られる筋合いはねェ!!!」
「お前みてェな弱虫が!!! おれを助けに来るなんて
それをおれが許すとでも思ってんのか!!?
こんな屈辱はねェ!!!」
「帰れよルフィ!!!! なぜ来たんだ!!!」
そして胸の内ではこう叫びます。
(頼むルフィ…お前まで道連れにならねェでくれ……!!!
これはおれの失態なんだ……!!!)
それに対し、ルフィはただ一つの事実を叫び返します。
「おれは 弟だ!!!!」
血はつながっていない。
でもお同じ盃を交わした”兄弟”だから。
決して足を止める事はなく、ルフィはつき進みます。
「エ~~~ス~~~!!!」
「好きなだけ何とでも言えェ!!! おれは死んでも助けるぞォオ!!!」
ルフィと白ひげ海賊団の仲間たちの行動を見て、エースは全てを受け入れることを決めます。
「…もうどんな未来も受け入れる
差し延べられた手は掴む…!! おれを裁く白刃も受け入れる………」
「もうシタバタしねェ みんなに悪い」
自分の弱さが招いた事態でルフィや仲間たちを巻き込みたくない。
そう願うエースですが、それぞれが自分の意志でエースを救うと動いています。
ゆずれぬ想いとわかるからこそ、自身も受け入れる覚悟を決めたのでした。