「バカな息子を――それでも愛そう…」

「バカな息子を――それでも愛そう…」
エドワード・ニューゲート(白ひげ)
第563話「”心臓一つ 人間一人”」

白ひげの家族に対する深く大きな愛

戦況が激化する白ひげ海賊団&ルフィたちと海軍本部の戦い。

大渦蜘蛛海賊団の船長・スクアードが後方からの攻撃をしのぎ白ひげの元へやってきます。

そこへついに白ひげも戦場に出て一気に攻め込む判断をします。

「おれも出る!! こっちも一気に攻め込む他にねェ!!!」

それに同調するスクアード。

「そうですね おれ達も全員あんたにゃ大恩がある
 白ひげ海賊団の為なら命もいらねェ!!」

そう言ったスクアードが次にとった行動―――

白ひげの腹部を一刺ししたのでした。

理由は罠にはめられたからだと言います。

「だからお前はおれ達傘下の海賊団43人の船長の首を売り!!! 引き換えにエースの命を買ったんだ!!!
 白ひげ海賊団とエースは助かる!!! すでにセンゴクと話はついてる!!! そうだろ!!?」

スクアードは、ロジャーに仲間たちを全滅させられた過去を持っていました。

そのロジャーを恨んでいるスクアードに、エースがロジャーの息子であることを黙っていたことがきっかけになったのです。

エースを次期”海賊王”にしたいと思っていると考えて。

でもそれこそがセンゴクの策略だったのです。

その全てを悟った白ひげは、スクアードに言います。

「スクアード…おめェ仮にも親に刃物つき立てるとは……とんでもねェバカ息子だ!!」

「バカな息子を――それでも愛そう…」

そういってスクアードを包み込みます。

「お前がロジャーをどれ程恨んでいるか……それは痛い程知ってらァ…
 ――だがスクアード
 親の罪を子に晴らすなんて滑稽だ…エースがおめェに何をした…!?」

「仲良くやんな…エースだけが特別じゃねェ…
 みんなおれの家族だぜ…」

そして、疑心暗鬼になっている仲間たちに行動で示します。

退路を開き、信じられない者はいつでも逃げられるようにし、自身は突き進むのでした。

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