白ひげの家族に対する深く大きな愛
戦況が激化する白ひげ海賊団&ルフィたちと海軍本部の戦い。
大渦蜘蛛海賊団の船長・スクアードが後方からの攻撃をしのぎ白ひげの元へやってきます。
そこへついに白ひげも戦場に出て一気に攻め込む判断をします。
「おれも出る!! こっちも一気に攻め込む他にねェ!!!」
それに同調するスクアード。
「そうですね おれ達も全員あんたにゃ大恩がある
白ひげ海賊団の為なら命もいらねェ!!」
そう言ったスクアードが次にとった行動―――
白ひげの腹部を一刺ししたのでした。
理由は罠にはめられたからだと言います。
「だからお前はおれ達傘下の海賊団43人の船長の首を売り!!! 引き換えにエースの命を買ったんだ!!!
白ひげ海賊団とエースは助かる!!! すでにセンゴクと話はついてる!!! そうだろ!!?」
スクアードは、ロジャーに仲間たちを全滅させられた過去を持っていました。
そのロジャーを恨んでいるスクアードに、エースがロジャーの息子であることを黙っていたことがきっかけになったのです。
エースを次期”海賊王”にしたいと思っていると考えて。
でもそれこそがセンゴクの策略だったのです。
その全てを悟った白ひげは、スクアードに言います。
「スクアード…おめェ仮にも親に刃物つき立てるとは……とんでもねェバカ息子だ!!」
「バカな息子を――それでも愛そう…」
そういってスクアードを包み込みます。
「お前がロジャーをどれ程恨んでいるか……それは痛い程知ってらァ…
――だがスクアード
親の罪を子に晴らすなんて滑稽だ…エースがおめェに何をした…!?」
「仲良くやんな…エースだけが特別じゃねェ…
みんなおれの家族だぜ…」
そして、疑心暗鬼になっている仲間たちに行動で示します。
退路を開き、信じられない者はいつでも逃げられるようにし、自身は突き進むのでした。