限界を超えてもできる限りのことをせずに終われないルフィのエースへの想い
センゴクの作戦によりエース処刑場が塀に覆われ、手を出すことが難しくなります。
そこでルフィはジンベエに頼み、水流を利用して単身で塀の中へ入ります。
真正面から、3人の”大将”を相手にすることになろうとも。
しかし力及ばず、黄猿に倒されます。
「度胸だけじゃねェ~…麦わらのルフィ…
”力”がねェのなら…救えねェもんは頑張ったって救えねェよォ…」
蹴り飛ばされた先には白ひげがおり、受け止めます。
白ひげは十分やったと手当させるよう船員に伝え、それでも吠え、力尽きるルフィに呟きます。
「ほざくだけの威勢の塊……!! 若く…無様…!!!
―――…そういうバカは好きだぜ」
それでも、意識を取り戻したルフィはイワンコフに頼みます。
もう一度戦えるようにテンション・ホルモンを撃ってほしいと。
イワンコフは当然止めます。
インペルダウンで猛毒によって死の淵まで行き、それからもずっと戦い続けており限界はとうに超えているのです。
これ以上の無理は本当に命を落とすと。
でもルフィは折れません。
「やるだけやって…死ぬならいい…!!」
「今戦えなくて……!! もしエースを救えなかったら…!! おれは」
「後で…死にたくなる!!!」
「今…戦う力をおれにくれ!!!」
そう言い、無理やり体を起こしさらに戦いに身を投じるのでした。