自らの死期を悟り、次の時代を遺すため決めた白ひげの想い
しかし脱出まではさせまいと海軍が包囲網をかけます。
をれを打開するため、スクアードが自らの海賊団の船で突撃し始めます。
父と慕った白ひげを、敵の策に踊らされ裏切ってしまった罪滅ぼしに。
しかし―――
その船を白ひげは止めます。
「子が親より先に死ぬなんて事がどれ程の親不孝か…てめェにゃわからねェのかスクアード!!
つけ上がるなよ お前の一刺しで揺らぐおれの命じゃねェ…!! 誰にでも寿命ってもんがあらァ…」
そして、エースを助けるという目的を果たしたとして白ひげ海賊団に言葉をかけます。
「今から伝えるのは………!! 最期の”船長命令”だ……!!!
よォく聞け……白ひげ海賊団!!!」
“最期”という白ひげの言葉に、戸惑う船員たち。
それでも白ひげは成すべきことを心に決め、宣言します。
「お前らとおれはここで別れる!!!! 全員!! 必ず生きて!!! 無事新世界へ帰還しろ!!!」
エースの逃げ道を作るため、命の終わりを感じている白ひげはマリンフォードと心中する覚悟を決めます。
「おれァ時代の残党だ………!!! 新時代におれの乗り込む船はねェ…!!!」
自らはマリンフォードに残り、最後の力を振り絞りこの戦いに終止符を打ちに進みます。
「ずいぶん長く旅をした………決着をつけようぜ…海軍!!!」