ルフィを庇いエースが体を貫かれるシーン

「よう見ちょれ…」
「…おい!! 待て!!」

「ルフィ!!!」

ポートガス・Ⅾ・エース
第573「この時代の名を”白ひげ”と呼ぶ」

ゆずれぬ白ひげへの想いで”赤犬”と相対したエースとその結末

“船長命令”で退避するよう指示した白ひげに、感謝の意を示したエース

マリンフォードから脱出し始めたとき、”赤犬”が阻止しようとやってきます。

そして、こう言い放つのでした。

「エースを解放して即退散とはどんだ腰抜けの集まりじゃのう 白ひげ海賊団
 船長が船長…それも仕方ねェか………!!
 ”白ひげ”は所詮…先の時代の”敗北者”じゃけェ…!!!」

それを聞いたエースは足を止めます。

「ハァ…ハァ… 敗北者……?」

「取り消せよ……!!! 今の言葉……!!!」

皆に立ち止まるなと諫められますが、エースは曲げません。

追い打つように赤犬が白ひげを乏しめます。

「お前の本当の父親ロジャーに阻まれ「王」になれず終いの永遠の敗北者が”白ひげ”じゃァ どこに間違いがある…!!」

次々と白ひげを悪く言う赤犬。
エースは許せません。

「オヤジはおれ達に生き場所をくれたんだ!!! お前にオヤジの偉大さの何がわかる!!!」

「”白ひげ”は敗北者として死ぬ!!! ゴミ山の大将にゃあ誂え向きじゃろうが」

敗北者と罵る赤犬に、エースは時代を作った英雄と返します。

「”白ひげ”はこの時代を作った大海賊だ!!!」
(おれを救ってくれた人をバカにすんじゃねェ!!!)

「この時代の名が!!! ”白ひげ”だァ!!!」

“火”を焼く”マグマ”の能力をもつ赤犬。

エースに向かいながら兄弟の話を始めます。

「”海賊王”ゴールド・ロジャー ”革命家”ドラゴン!!
 この二人の息子達が義兄弟とは恐れ入ったわい……!!
 貴様らの血筋はすでに”大罪”だ!!! 誰を取り逃がそうが貴様ら兄弟だけは絶対に逃がさん!!!」

そう言い、ルフィに目を向ける赤犬。

そして矛先をルフィに向け拳を繰り出すのでした。

「よう見ちょれ…」

「…おい!! 待て!! ルフィ!!!」

限界をとうに超えているルフィは動けず――――

弟を守るため身を挺してマグマの拳を受け、エースは体を貫かれてしまうのでした。

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